元jw2世みらいの部屋

元jw2世です。今はエホバの証人でいう「世」の人として苦楽しながら生きる私の心の整理ブログです。

親への思い

みなさんは親に対してどんな感情を抱きますか?

育ててくれた感謝でしょうか?

憎しみでしょうか?

 

 

私は産んでくれたことに感謝しています。

そして良い思い出もあるし、

嫌いではない。

だって、今幸せなので。

 

でも、両親を親として人間としては最低だと軽蔑しています。

 

私のエホバの証人の母は既に亡くなっています。

私は産んでくれたことに感謝してますが、

死んでくれたことにも感謝してます。

 

なぜかというと、

ほとんどの離脱した元2世の方が経験しているように、2世はエホバの証人ではなくなった時点で、ほぼ何かしら新たな虐待を受けます。

(すでにエホバの証人の家庭環境にいること自体が虐待な気もするけど...)

 

エホバの証人は信仰を捨てた者へは例え子供であろうと距離を置かなければいけないからです。

 

優しく距離置く家庭もあれば、

一切口聞かない、生活の面倒をみないなど、

ひどい時は育児放棄、断絶する家庭もあり。

エホバの証人は側からみると正直で親切な人たちなのに、子供にとっては地獄が待ってます。

昨日は優しい家族、絶対的に信頼していた人たちが、明日からはDVしてくる。

 

私は母が亡くなったお陰で、

今、辞めた後のエホバの証人独特の母子関係に

悩むことはないので、ラッキー。

 

 

 

だけど、、、

今我が子を見て思います。

 

自分が、良いと思って何かを信仰するのはいいと思う。

 

だけどさ、子供には選ぶ権利があるよ!

子供はあなたのものではない。

 

子供には子供の人生があり、

それは親のものではない。

思想や信仰も選ぶのは子供。

 

 

 

今、自分の子供には、

自由に生きてほしいです。

選択できない苦しさも、

選択できる自由も

私は知っているので。

 

 

なので、もし私の子供が将来、

性転換したいとか、ヤクザになりたいとか、

人によってはタブーなことも

「あんたが幸せならいいんじゃないのー」

と笑ってあげられそうです。

 

ここも母に感謝です。

 

 

さて、父親は、エホバの証人嫌いなので、

集会に行くと私たちは家を締め出されたり、

母は殴られたり、教本を捨てられたりしました。

でも私たち子供は小さい頃はいたく可愛がられ、直接殴られたりはなかったです。

私が生まれた頃には、父も家族を引き戻すことのを諦めていたのもあるかもしれませんが。

むしろ色々買い与えられ、パパっ子。

 

ただし、子供心に暗黙のルールあり。

エホバや楽園の話はタブーだわ。

父と私たちは違う。

だって父は悪魔サタンの側だから。

それにキレると怖いし、

家にいたくなくなる雰囲気。

 

 

 

大人になったある日、

父と晩酌しながら聞いたことがあります。

 

「なんで母親を叩いたり、子供に怒鳴ったり締め出したりしたの?あれはいけないかったと思う」

 

子供の頃には知らなかった状況、父の葛藤や気持ちを聞きました。

最後に父は言いました。

 

「でも仕方がなかったんだよ」

 

暴力にさらされたのに、

仕方がないって言われた子供はどうすればいいのでしょう。

あの妻にこの夫あり。

 

 

私の愛すべき親は、

かわいそうな人たちです。

 

今私は人の親として、子供個人を尊重したい。

私が暴力や恐怖で支配しそうになる時、

立ち止まるようにしています。

ウチの子はジッと話を聞かないと、

おしりを鞭やしゃもじで叩かれるなんて

ありえませんから、安心して下さい。

あ、今の時代は

おしりペンペン廃止されたんだっけ?笑

 

子供を叱る時、

うまく行くときいかない時ありますが、

2世でもそうじゃない親も

親ってやつは常に親のエゴとの戦いかもしれませんね。

 

離脱した人たちの子供さんが、

みんな自由な自分の人生を幸せに歩んでいけるように願っています。

 

それでもエホバの証人と出会い、

エホバの証人に自分からなりたいなら、

その子の人生。

仕方ないのかもしれないですね。